2MUCH CREW ”gatagotobeatsoundsystem” vol.2

f:id:poem65:20220206000311j:plain

 

2MUCH CREW 『gatagotobeatsoundsystem vol.2』がリリースされますYO!

vol.1について、また『gatagotobeatsoundsystem』シリーズについてはこちら。

https://poem65.hatenadiary.org/entry/2021/12/01/010409

今回のvol.2、言っちゃあなんですが、音楽性が高いです。

2MUCH CREW、妙に長い活動歴中ちょぼちょぼ音源をリリースしておりますが、今のとここれが一番音楽性が高いかもしれない。

日ごろのわれわれをご存じの方ならば、2MUCHの面々がスキルの向上を目指し日々トレーニングに励んでいる、なんてわけないのはご存知かと思います。

また、わたくし個人は、音楽性の高さは局面によってはマイナスであるという特殊レフトフィールド思想を持っております。

ですので、今回の作品についてはぶっちゃけビビってます。

さらには今回、完全なフリー・インプロ、行き先知れずの青春暴走列車です。

終着駅は神のみぞ知る、スポンティニアスでアボブ・ザ・ロウなメイデン・ボヤージュです。

これは一体どういうことなのか。

『gatagotobeatsoundsystem vol.2』をレコ屋の棚的に分類してみます。

アンビエントです。

どうだビックリしただろう。

まあポップにもロックにもダンスにも振り切れない、ぼやーんとした音楽を投げ込む箱としてのアンビエント、ってなとこですが、他ではついぞ聴いたことのない仕上がりであることは確かです。

つまり、、

よくわからないものが出来た。

であるのに完成度はめちゃ高い。

なのでみんなに聴いてほしい。

ということです。

もともと2MUCH CREWには、ジャンルだとか0と1に振り分けられる批評軸に対するアゲインストな姿勢があります。

そしてそれが音楽自体にも滲み出た結果として、ここにグレーゾーンのおばけみたいな、虎バターみたいな、沸騰したぬるま湯みたいな、ズブズブの曖・昧・Me空間が現出したのではあるまいか。

ガレージ・アンビエント

パブ・エクスペリメンタル

下町のポポル・ブー

おかしな形の音楽

とかなんとか。

もうこれ以上説明できない。

まずは聴いてみてください。

夜露死苦

 

ぽえむ(2MUCH CREW)

 

 

2MUCH CREW “gatagotobeatsoundsystem vol.2″

 

A1:Monk's Chopstick

A2: カオス大好き We Love Chaos 

A3: 渚の黙示録 Apocalypse On The Beach

B1: 熱帯夜・オブ・ザ・デッド Long Hot Summer Night Of The Dead

B2:Strange Monster Is Eating Me

 

レーベル ShitMusic

 

カタログ番号 SHIT002

 

2MUCH CREW

 

90年代半ば結成。2005年、片面に演奏、片面にメンバーによるDJ MIXからなるカセットテープ2本組「2MUCH CREWの11月革命&12月革命」を自身のレーベルよりリリース。2009年、初のフルアルバム『BUBBLE YOU』(WORD IS OUT!)をリリース。メンバーによるMIX CDが示すようにクラブシーンとの関わりも深い。アンダーグラウンドにとどまりながらも決してそこをレペゼンせず、変化し続ける特殊なありようで、不可解な存在感を漂わせている。現在はPOEM、FUCKMASTER FUCK、SANOXO BABIESの3人編成となり、よりフリーフォームかつ共感のしづらい音楽性を追求中。